オンラインショッピングの利用者の多くは、AmazonやeBayなどのプラットフォームで購入している。しかしドイツの価格比較プラットフォームIdealoが分析を行った結果、約80%のケースで、他のオンラインショップの方が大手マーケットプレイスよりも良心的な価格で提供していることがわかった。
この分析でIdealoは、Amazon、Ebay、Otto(ドイツのeコマース企業)、Kaufland(ドイツのハイパーマーケットチェーン)が自社のプラットフォームでどのくらいの頻度で最低価格を提示したかを調査した。Idealoは、2022年5月から2023年5月までの合計1,700以上の製品カテゴリーを分析した。それによると、最安値のわずか22%がそれらの大手マーケットプレイスから提示されており、78%はその他のオンラインショップからだった。
全体的な価格差はごくわずか
「ファッション&アクセサリー」では、44%のマーケットプレイスで最安値が確認された。
Amazon、Ebay、Otto、Kauflandも「自動車・オートバイ」の最安値に関しては、これまで以上に力を入れている。これらはベストプライスの約3分の1を占めている。他のオンラインショップはどの分野でも優位に立っているが、「ドラッグストア・ヘルス」では最も明確である。88%のケースでベストプライスを提供している。
すべての商品グループでわずかな差
Idealoは、マーケットプレイスと別のオンラインショップが最安値を提示した商品について、両者の平均価格差を測定した。全体として、価格比較プラットフォームはこの点では明確な傾向を見出すことはできていない。すべての商品グループにおいて、価格差はわずか1%であった。
個々のカテゴリーでトレンドが現れている
個々のカテゴリーでは、トレンドが現れている。Amazon、Ebay、Otto、Kauflandでは、電化製品の価格が平均7%安い。一方、ドラッグストア分野の商品は、ドイツの主要マーケットプレイスでは13%高い。
※当記事は英国メディア「ecommerce news」の7/28公開の記事を翻訳・補足したものです。