GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社は、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」において、AIが商品説明文を自動で生成する機能を実装し、7月13日より提供を開始した。
これにより、売上獲得するうえで重要な要素である商品説明文を自動生成することで、EC事業者の業務効率化と売上向上に繋げることができる。
提供開始の背景
昨今では、「ChatGPT」をはじめとした生成AIの活用が求められており、GMOメイクショップが2023年6月に主催したイベント「makeshop day」でも、「ChatGPT」を活用したECマーケティング戦略に関するセミナーを開催し、AI技術の活用に向けた支援を進めてきた。
また、GMOメイクショップでは、市場環境の変化や多様化する顧客ニーズに柔軟かつスピーディーに対応するべく、「makeshop byGMO」のシステムをフルリニューアルする『次世代EC開発プロジェクト』を進行しており、その一環として2023年3月にUIをリニューアルした新管理画面の提供を開始していた。さらに、新管理画面の開発を進めていくにあたり、AI技術を取り入れることでEC運営の効率化につながると考え、今回、売上獲得において重要な要素の一つである商品説明文の生成機能を実装を皮切りに、今後もAI技術の活用によるEC事業者の課題解決と、商取引の活性化に取り組んでいく。
機能の概要
本機能は、「makeshop byGMO」の新管理画面で利用ができ、商品の登録・編集画面に実装された『AIで商品説明文を生成する』のボタンから商品名と必要なキーワードを入力すると、商品説明文を自動生成する。商品の魅力が伝わりやすく、ユーザーにとっても読みやすい文字量として、400字程度の生成結果になるようあらかじめ設定されていることに加え、生成結果が表示される画面からそのまま編集をおこなうことも可能なため、商品登録作業が効率的に行える。さらに、ディスクリプションの生成にも対応し、クリック率の向上を図ることでSEO対策への効果も期待できる。
GMOメイクショップについて
GMOメイクショップは、「Commerce for a better future./商取引でより良い未来に」をミッションに掲げ、プラットフォーム事業とシステムインテグレーション事業を展開している。プラットフォーム事業では、EC構築支援から、ECマーケティング支援、EC運用受託まで対応し、また、運営資金調達のための補助金・助成金の申請支援や、ECの売上を最短即日で入金する『即日売上入金サービス』提供によるキャッシュフロー改善支援など、EC領域における一気通貫の支援体制を整えている。
ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」は、2022年には年間流通額が3,055億円に到達、11年連続で業界No.1を獲得し、導入店舗数は2022年12月末時点で11,000店以上となっている。さらに、上位版サービスとして、カスタマイズに対応する「GMOクラウドEC」も提供し、スタートアップから大規模ECまで、あらゆるビジネスのEC化をサポートしている。
今後もGMOメイクショップは、広範なEC領域において、店舗が抱える様々な課題を解決できるよう、サービスの強化を図り、国内のEC市場の活性化に貢献していくとのこと。