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ドイツeコマース大手Otto、AI倉庫ロボットスタートアップのCovariantと提携

ドイツeコマース大手Otto、AI倉庫ロボットスタートアップのCovariantと提携

物流・決済・業務
2023/05/17

ドイツのeコマース企業であるOtto Groupは、AI駆動型倉庫ロボットを専門とするCovariantと提携する。この提携により、Ottoはフルフィルメント業務を自動化し、業務効率を向上させたい考えだ。まず、Ottoのドイツのフルフィルメント拠点が最初にロボット化される予定だ。

ドイツのOtto Groupは、About YouBonprixなどの大手eコマースブランドを所有する。今年3月、Ottoは利益を上げられなかったことを理由に、玩具プラットフォームのMyToysを解散すると発表していた


自動倉庫向けAIロボット

Covariantは2017年に米国で設立された。同社は、オーダーピッキング、発注、仕分けを自動化する AI 駆動型の倉庫ロボットを提供している。Covariantのロボットは、特にフルフィルメント会社Active Antsなどで使用されている。わずか1か月前、同社は7,500万ドルを調達し、調達総額は2億ドルを超えた。

Covariantはこれまでに2億ドル以上を調達している。


最初にロボット化されるのはドイツの拠点

Covariantとの提携により、Ottoは「以前は視覚と手の協調が必要だったさまざまな手作業によるフルフィルメント業務を自動化」したいと考えている。その目的は、ドイツのHaldensleben(北東部ザクセンアンハルト州にある町)とAltenkunstadt(南部バイエルン州にある町)を皮切りに、Otto Groupのフルフィルメントセンターに何百台ものCovariantのロボットソリューションを導入することである。


「人手不足への対応」

「物流は、可能な限りコスト効率を高めるという課題に直面している。ジェネラリストAIを利用することで、将来的にプロセスを見直し、大規模な労働者不足に対する答えを提示できる」と、Otto Groupのサービス部門執行役員であるKay Schiebur氏は言う。


「私たちは、これからもお客様に寄り添い続ける」

同氏はさらに、「積み替え作業がより安価な拠点にアウトソーシングされることが多い中、顧客に寄り添い続けることができ、欧州、特にドイツの拠点を強化できることを非常に嬉しく思う」と述べた。

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News Europe」の5/9公開の記事を翻訳・補足したものです。