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企業とインフルエンサーのタイアップ投稿を見たことがあるのは23%、そのうち31%が実際に購入に至る

企業とインフルエンサーのタイアップ投稿を見たことがあるのは23%、そのうち31%が実際に購入に至る

トレンド
2022/09/12

THECOO株式会社は、全国の男女1,000名を対象に「SNS利用とインフルエンサーに関する意識調査」を実施し、インフルエンサーが活躍における消費者の利用動向を公開した。

 

 

調査概要

 

全国の男女(15~99歳)1,000名を対象に、2022年8月30日〜31日までの期間をインターネット調査した。

 

消費者の間ではSNS(Twitter、Instagram、YouTube、TikTok)を利用した情報収集が一般化し、SNSマーケティングやインフルエンサーマーケティングが企業・ブランドのプロモーション活動として普及している。さらにコロナ禍による生活様式の変化からその流れは拡大し、現代における消費者のSNS利用傾向を把握、SNSで活躍するインフルエンサーの購買行動への影響力を明らかにするために今回の調査に至った。

 

 

調査結果

 

SNSを使うと回答した人を対象に「過去1ヶ月間で以下のSNSをどれくらい使いましたか?」という質問で、YouTube、Twitter、Instagram、TikTokの使用頻度を尋ねたところ、毎日使うと回答したSNSはYouTubeが最多で47.9%、続いてTwitterが44.7%、Instagramが30.6%、TikTokは13.0%という結果になった。一方、使っていないと回答したSNSは、YouTubeが8.0%と非常に少ない結果になったが、TikTokは68.0%と7割近く、Instagramは43.5%と比較的高かった。また、SNSの利用者は、毎日使用するか、使っていないかのどちらかが大半を占めており、週3日以上、週1回以上、週1回未満は少数派だった。

 

 

SNS利用者を対象に「SNS上でフォロー・チャンネル登録しているインフルエンサーは何人いますか?」という質問に対し、半数以上の54.7%が1人以上フォローしていると回答した。また、11人以上フォローする人は26.6%と回答数の1/4以上にのぼり、SNS利用者がインフルエンサーをフォローする行動が一般的になっていることが明らかとなった。

 

 


SNS利用者を対象にした「インフルエンサーが紹介している商品を実際に購入した経験はありますか?」という質問で、「ある」と回答した人が22.6%となった。さらにその回答者に対して「インフルエンサーが紹介している商品で実際に購入したものはどんなものですか?」という質問では、コスメ(メイク・化粧品)が72人、食料品が45人した、ゲーム(無料インストール含む)が35人と購入経験を回答した。食料品の方が買いやすいイメージだが、意外と食料品よりもコスメの方が多かった。また、コスメは女性が56人と多い傾向だったが、男性も16人おり、男女ともにコスメの購入経験があることが分かった。男女別でみていくと、女性は、コスメ、食料品、日用品が多く、男性はゲーム、ガジェットが多かった。

 

 

「企業とインフルエンサーのタイアップであるPR投稿・ブランドタイアップ投稿を見たことがありますか?」という質問に対し、23.3%が「ある」と回答した。その回答者に対しての「インフルエンサーのPR投稿・ブランドタイアップ投稿を見て商品・サービスを購入・利用したことはありますか?」という質問では、31.3%が「ある」と回答した。約1/3がPR・ブランドタイアップ投稿で、商品・サービスを購入した経験があるという結果となり、インフルエンサーの投稿で購買意欲に繋がる人も少なからずいるということが分かった。

 

 

「PR投稿・ブランドタイアップ投稿での商品・サービス紹介を見た時、通常投稿と比較してどう感じますか?」という質問に対し、「公式が絡んでいるため、通常投稿と比較して信頼性は高まる」は13.7%、「通常投稿と信頼性は変わらない」は24.7%、「投稿内容が面白い・有益なものであれば信頼性は変わらない」は17.0%と、信頼性が高まる、もしくは変わらないと回答した人は合わせて54.4%となった。さらに「通常投稿より信頼性は下がるが、購入の参考にならないレベルではない」を合わせると69.9%となり、7割の回答者はPR・ブランドタイアップ投稿に対して大きな不信感を抱いていないことが明白となった。

 

 

まとめ

 

今回の調査で、インフルエンサーのPR・ブランドタイアップ投稿に対して、7割の人はマイナス印象を持っていないことが分かった。むしろ、インフルエンサーの影響で、SNS利用者の購買意欲が上がり、調査した人のうち1/3が実際購入に至っていた。