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カタログギフト通販のシャディ、AI画像処理テクノロジーSpeedSize(スピードサイズ)をネットショップに導⼊。58.9%の CO2削減を実現

カタログギフト通販のシャディ、AI画像処理テクノロジーSpeedSize(スピードサイズ)をネットショップに導⼊。58.9%の CO2削減を実現

トレンド
2022/08/02

カタログギフト通販のシャディ。AI画像処理テクノロジーSpeedSize(スピードサイズ)をネットショップに導⼊。58.9%のCO2削減を実現

 

デジタルビジネス⽀援を⾏う海外SaaS商社の株式会社ギャプライズが提供するAI画像処理テクノロジーSpeedSizeが、2022年5⽉よりラオックスグループ、ギフト販売⼤⼿のシャディ株式会社に導⼊された。

 

 

導⼊背景

 

シャディが運⽤するシャディギフトモールでは、ギフト商材を中⼼に約20,000商品を掲載し、ユーザーへの最適な情報の提供に向けて、コンテンツの拡充と画像の充実化を進めている。
⼀⽅で、サイトの情報量を増やせば増やすほど、ページ速度が遅くなるというジレンマも抱える中、サイトのリッチ化とページの速度改善の対応を⽬的として今年の5⽉末に「SpeedSize」の導⼊を実施した。
今回の導⼊は⽇本国内におけるはじめての事例となる。

 

 

導⼊による効果

 

今回SpeedSizeを導⼊したことにより、サイト閲覧時のデータ転送量が43%削減(3.9MB→1.6MB)され、読込速度(Speed Index)は従来⽐約21%の改善された。
またWebsite Carbon Calculatorで計測をしたところ、理論上58.9%のCO2排出量の削減を実現した。

トップページのみの計測
PVが⽉間40万PVだった際の理論値
(※)Website Carbon Calculatorによると、平均的なウェブサイトでは1回のPVで1.76グラムのCO2が放出されるといわれている。
これは⽉間100万PVのサイトでは年間21,120kg、21トンものCO2を放出している計算になる。

 

 

導⼊をしたシャディ株式会社について

 

シャディは1926年に創業。フォーマルギフトのリーディングカンパニーとして97年の歴史を有し、全国に2,200のサラダ館・シャディ店を展開、⾃社ECであるシャディギフトモールやその他タッチポイントを統合したラオックスグループの中核オムニチャネルリテーラーとして躍進を続けている。
シャディは、カタログギフトを⽇本で初めて開発し、ありとあらゆるライフイベントや、カレンダーイベント、贈答⽂化、しきたり、慣習に精通。お祝い品や返礼品に適した商品を幅広く取り揃え、ギフト業界を牽引し続けてきた。
2021年11⽉には玩具商材、2022年5⽉からはベビー⽤品、アジア⾷品、アジアコスメなど新たな商品カテゴリーを新規導⼊するなど、進化を加速している。

 

 

AI画像処理テクノロジーSpeedSize(スピードサイズ)について

 

head内にタグを⼀⾏⼊れるだけで、画像や動画の圧縮および適切なサイズ、フォーマットへの変更などが⾃動で⾏えるようになり、以下のような効果を期待できる。

  • サイトの読込速度の向上
  • コアウェブバイタル(SEO)向上
  • 離脱率/CVRの改善
  • CDNコストの⼤幅削減
  • 画像/動画の最適化にかけていた⼯数の削減

 

SpeedSize社について

 

SpeedSize社は、Web上で利⽤されている画像や動画の視覚情報を、⼈間の脳や⽬がどのように認識しているかという⻑年の⽣理学的・技術的な研究をもとに設⽴された。
この唯⼀無⼆の技術は、外科医であり、ビッグデータ、AI圧縮、Web向けの⼤規模配信のIT専⾨家であるCTOのVlad Malanin博⼠と、受賞歴のあるビジュアルコンテンツとメディアの専⾨家であるCEOのSagi Keenによって発明・開発されたものである。

 

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