TISインテックグループのTIS株式会社は、企業のECサイト構築を支援する株式会社ecbeingにサイファーマ株式会社の脅威インテリジェンスプラットフォーム「DeCYFIR」の導入を支援した。

「DeCYFIR」の脅威情報と、SIEM・EDRで収集・分析した攻撃者のIPアドレスの痕跡を突きあわせることで、攻撃者の姿と行動が明確に確認できる上、さらに、狙われる可能性のある攻撃対象領域について、先手を打った対策を講じ、安全性をさらに強化可能となる。

導入に至る背景

ecbeingは1999年の製品発売以来、顧客企業のECサイトを運用するサーバーを対象に、段階的にセキュリティ対策を行い、これまでの主な対策には、アンチウイルス・EDR・ファイアウォール・IPSや、24時間365日の有人監視サービスの利用などがあった。しかし、近年サイバー攻撃の規模や手口が変化したことで、どのような攻撃者が、企業のどの場所を狙っているか、といった攻撃の予兆を可視化し、攻撃者から見た自組織の状況を把握したうえで先回りした対策を打つなど、さらなるセキュリティの強化が喫緊の課題となっていた。

そこで、TISはecbeingの課題解決に向けて、欧米で10年程前から導入が進んでいる有力なセキュリティ対策の脅威インテリジェンスを提案。さらに、グローバル市場で実績のある5製品を候補として選択し、デモ版の試用や提供ベンダーからの情報、客観的に比較ができるよう比較項目を約120項目用意し、ecbeingに最も適した製品の選定を行った。

その際、DeCYFIRは経営層、セキュリティ管理者、セキュリティ運用者、それぞれに適したフォーマットで脅威情報が提供される点、過去、現在だけでなく今後見込まれる潜在的な脅威を予見できる点、ecbeingが所属するソフトクリエイトホールディングスグループ全体でサービスを利用できる点の3点で優位性が認められ、今回の導入に至った。

株式会社ecbeingについて

ECサイト構築パッケージソフトのecbeingは、1999年のサービス販売開始以来、大手や中堅企業を中心に1400サイト以上の導入実績があるECのパッケージシステムで、13年連続EC サイト構築構築パッケージシェアNo1を誇る総合ソリューションだ。ecbeingは業種や業態を問わず、戦略立案から、デジタルマーケティング、サイト制作、システム構築、運用、データセンターまでワンストップで提供できる。

脅威インテリジェンスプラットフォーム「DeCYFIR」とは

サイファーマの「DeCYFIR」は、お客様の属する業界・地域・利用技術にパーソナライズされた脅威インテリジェンスを提供するプラットフォームで、サイバーインテリジェンスを攻撃対象領域管理、脆弱性インテリジェンス、ブランドインテリジェンス、サイバー情勢認識、デジタリリスク保護機能と組み合わせることにより、利用者のサイバーセキュリティ態勢の強化を支援している。