イギリスの家電量販店Curry’sは、Uber Eatsと提携し、オンラインで注文後わずか30分で商品を配達するサービスを試験的に開始する。
この試験サービスは、11月15日から3ヶ月間、ロンドンの12の行政区内の買い物客を対象とし、ヘッドホン、プリンターカートリッジ、ノートパソコン、携帯電話の充電器などを含む1,800点のハイテク商品をUber Eatsが配達するというもの。
顧客は、Curry’sのウェブサイトにアクセスするか同社のアプリを起動し、チェクアウト時に当日配送を選択して注文する。注文は店舗の閉店2時間前まで可能で、最短30分で配達される。オンラインサービスにも関わらず店舗という言葉が使われているのはわかりにくいと思うかもしれないが、試験運用に参加している15の店舗のうちの1つから商品が発送されるため、店舗は不可欠な要素である。
配達料は5ポンド。また、1,800点のサービス対象商品はすべて7kg未満で、宅配業者の配送用バッグに収まるように規定されたサイズ内であることが条件となる。
今回の試験サービスの対象店舗は、チングフォード、サウスライスリップ、クロイドン、ウエストドレイトン、コリアーズウッド、エンフィールド、ヘイズステイプルズコーナー、ブレントフォード、フライアンバーネット、オールドケントロード、ケンジントン、ブリクストン、ウェンブリースタジアム、オクスフォードストリート店となる。
対象となるロンドンの行政区は、ウェストミンスター、サザーク、ケンジントン&チェルシー、ブレント、ランベス、ウォルサムフォレスト、ヒリンドン、クロイドン、マートン、エンフィールド、ハウンズロー、バーネット。
「世界はハイブリッドな働き方にシフトしており、より多くの顧客が、ハイテク製品購入時におけるより便利でより迅速な配送を求めている」と、Curry’sの最高執行責任者であるMark Allsop氏は語る。「当社は、英国ナンバーワンのハイテク製品小売業者として、すべての顧客が簡単に買い物できるようにしたいと考えている。顧客が必要な時に、すぐに商品が家に届きそれを手にしてもらいたいと思っている。当社はすでに、1時間以内の超高速配達であるオンラインオーダー&コレクトサービスを提供している。また、当社運営のオンラインショッピングサービスShopLive(顧客は店舗スタッフにビデオコールしながらオンラインショッピングできる)により、24時間年中無休のビデオショッピングサービスの先駆けとなっている。Uberと手掛けるこの新たな “店舗から玄関へ” の配送パイロットサービスは、エキサイティングなオムニチャネルジャーニーにおける次なるステップである」。
※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の11/5公開の記事を翻訳・補足したものです。