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ニューノーマル時代にリピート通販事業を拡大していくために何を意識すべきか

ニューノーマル時代にリピート通販事業を拡大していくために何を意識すべきか

トレンド
2021/03/31

ニューノーマル時代にリピート通販事業を拡大していくために何を意識すべきか

 

消費者の生活は、この1年で大きく変化しつつある。そしてこのニューノーマルの流れは、今後さらに定着し、生活に浸透していくと考えられる。これはマーケティングも例外ではなく、ECにおけるこれまで常識にも変化が起きていることを意識する必要があるだろう。そこで今回は、ニューノーマル時代にリピート通販事業を拡大していくために欠かせないポイントを考えていく。

 

※この記事は、D2C・リピート通販特化型カート「リピスト」を提供する株式会社PRECS社からインプットを得て作成したものです。リピストに関するサービス資料は以下からダウンロード下さい。

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ニューノーマル時代がリピート通販事業に与える影響

 

新型コロナウイルスによる緊急事態宣言後、EC事業者の売上高は大きく伸びている。対面せずに買い物ができるECの特徴がニューノーマルとマッチしたことは言うまでもないが、中でもリピート通販はその商品特性もあり、その影響が色濃く表れている。具体的に、リピート通販のECでの流通総額推移を見ていこう。

参考:リピスト/PRECS流通総額推移

 

リピート通販に特化したショッピングカート「リピスト」のデータを見ると、一度目の緊急事態宣言が発令された翌月の2020年4月以降とそれ以前のEC流通総額には、一目で判別できるほど大きな差があることがわかる。発令翌月の2020年4月とその1年前である2019年4月を比較すると、流通総額はほぼ2倍に伸びている。その背景には、リピート通販には、一定のペースで同じ商品が自動で届くという特徴が影響している。外出や対面接客の推奨されない状況が断続的に起こる中で、必要とするものを毎回注文する手間なく受け取れるという、まさにニューノーマル時代にFITしたリピート通販は、これからも拡大の可能性を秘めていると考えることが出来る。

 

 

ニューノーマルが影響を与える取り扱い商材別の特徴

 

緊急事態宣言後に売上高を伸ばしているリピート通販だが、商材ごとに特徴を見ていこう。PRECS社の調査によると、既存の取り扱い商品の売上増加が大きく、リピート通販全体の売上増加を牽引しているという。もちろん日用品などの取り扱いで売上を伸ばした企業もあるが、必ずしもニューノーマルから連想しやすい商材が売れているというわけではないようだ。また、健康食品以外の食品ECの新規立ち上げが目立って増加しており、ニューノーマル時代のECには多くの企業が目を付けていることがデータからも確認出来る。

 

このことから、生活必需品に限らず欲しいものを気軽にECで購入するという意識が、以前よりも消費者の意識に浸透してきていると言って良いだろう。緊急事態発令前と比べ、消費者にとってリピート通販がより身近なものとなりつつあるのだ。

 

 

ニューノーマル時代のリピート通販事業拡大に向けて意識すべきポイント

 

bloomreachの調査によると、コロナ以降のEC利用者のうち50%が、その商品をオンラインで初めて購入しているという。さらに購入者のうち53%が、商品ページの閲覧から購入完了までのプロセスに不満があった場合、その商品をリピートしないと回答している。このことから、ニューノーマル時代のリピート通販で意識すべきユーザー像は「これまでECでの購入経験がない、または非常に少ないユーザー」であることがわかる。そのため、EC初心者でも分かりやすい購入プロセスや、購入済みのユーザーがサイトを再訪問した際のログインからマイページ上での操作の明確化など、ECサイトの導線設計がこれまで以上に重要なものとなる。また、ECの利用率が低いユーザーに限らず、サイト上で不明点が発生した場合のフォローを手厚くしておくと離脱を防ぎやすい。そのため、LINEや電話受付、チャットボットなど、ユーザーからEC事業者へのコミュニケーションを容易にする仕組みを充実させることも有効といえる。

 

 

ニューノーマル時代のリピート通販は購入プロセスの快適性が問われる

 

コロナが消費者の生活を変えたことと同様、ニューノーマルの流れはECの常識にも変化をもたらした。ECの利用者が増えたことでリピート通販の売上高も増加し、日用品に限らず既存の商品が大幅に売上を伸ばしているが、そこにビジネスチャンスを見出して新規でECを立ち上げた企業も多い。そんな競争の中で生き残り売上を上げていくためには、今後のターゲットとなるユーザー層がEC初心者であることを踏まえ、購入までのプロセスやマイページ操作を滞りなくスムーズに行えるよう整備する必要があるのだ。

 

リピート通販の強みは、顧客を購入のステップまで持っていくことができれば、継続的な利益を獲得しやすい点にある。本記事が、ECの利便性向上を改めて意識し、この追い風に乗り事業を成長させていくためのきっかけとなれば幸いである。

 

 

リピート通販に特化したショッピングカート「リピスト」とは

 

リピストは、カートやEC構築システムなどを手がけるPRECSが提供する定期通販特化型ECカートである。

リピストは、EC運営初心者から大規模事業者まで広く対応できることが特徴。ユーザーのアクションを最低限で済ませられるLP一体型の購入フォームのため新規顧客の獲得に適しているほか、フォームがスマホ向けに最適化されており、ストレスなく購入まで持っていくための工夫がなされている。また、リピート通販は単品のトライアル商品を設けることが多いが、初回購入時に定期コース申し込みを獲得するためのアップセル機能を搭載しており、施策として活用しやすい。事業者の規模に合わせて機能やプランを選べるためスモールスタートが可能で、事業の成長に応じて必要な機能を拡張していけるので、事業規模が大きくなってもカートを乗り換えることなく運営し続けることができる。4種類のプランが用意されており、ライトプランであれば月額14,000円+初期費用39,800円で導入可能だ。ライトプランであっても必要な機能は網羅されているので、事業規模を問わず有力なカート候補のひとつとなるだろう。

 

※この記事は、D2C・リピート通販特化型カート「リピスト」を提供する株式会社PRECS社からインプットを得て作成したものです。リピストに関するサービス資料は以下からダウンロード下さい。

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