株式会社Daiが提供するBtoB EC・Web受発注システム「Bカート」と、株式会社清長が提供するクラウド物流サービス「LogiMoPro」はAPI連携を行い、BtoBにおける自動出荷サービスを4月30日よりリリースした。今回の連携により、BtoBの出荷業務の自動化を実現する。
LogiMoProは、中小規模のEC事業者を対象としたクラウド物流アウトソーシングサービスである。LogiMoProに委託した物流業務はクラウド上で管理でき、EC運営の少数精鋭化を実現する。
Bカートは、BtoBの受発注業務をEC化するクラウドサービスである。BtoB取引に必要な機能を全て標準対応しているため、スモールスタートすることが可能である。
今回のAPI連携により、Bカートを利用しているEC事業者は、「LogiMoPro」が提供するBtoB自動出荷サービスを特別なシステム開発などをすることなく利用することが可能になり、下記のサービスを受けることができるようになる。
・Bカートに注文が入ったらLogiMoPro倉庫に自動で出荷指示がかかる。
・出荷が終わったら配送会社の発送情報をBカートに自動でアップロードされる。
・LogiMoPro倉庫に商品が入荷されたらBカートの在庫数を自動で更新。
・商品情報も自動で更新される。
・フルオート(完全自動)とセミオート(ボタンを押すと稼働)の2パターンから選択可能。
経済産業省の「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、BtoB EC市場は約344.2兆円規模で、EC化率も30.2%となっている。BtoB取引のEC化は今後も浸透していくと考えられ有望なマーケットだと認識されてる。しかしながら、企業活動における様々な業務がまだ完全にクラウド化されてはおらず不十分な状態である。今回の「LogiMoPro」とのAPI連携により、BtoB取引のEC化による業務の効率化や対面をベースとしない営業体制の再構築がおこなえるようになるだけでなく、テレワークや在宅勤務体制時においても受注から出荷までを自動化することで、出社することなく受発注業務をおこなえるようになる。