カナダのeコマース企業Shopifyは、ニュージーランドでのブラックフライデー(2019年は11月29日)のセール開始からカリフォルニアでのサイバーマンデー(2019年は12月2日)のセール終了までの、100万店舗のショップネットワークから得たデータを発表した。2,550万人の顧客からの売上が29憶ドル(3,175億円)を超え、平均注文額は83.05ドルとなった。
売上の69%はモバイルからの注文で、31%がパソコンからだった。最も売上が多かったカテゴリーは「アパレルとアクセサリー」で「健康と美容」「インテリアとガーデン」が続いた。最も高い売上を達成した都市はニューヨークだった。
英国では、ブラックフライデーの午前9時から10時までが売上のピークとなり、平均注文額は66.13ポンドだった。Shopifyのプラットフォームでの売り上げは52%増加、購入者数は55%増加したという。
米国では、ブラックフライデーの午前11時から正午(東部標準時)までが売上のピークで、平均注文額は85.88ドルだった。Shopifyショップから購入者数は1,700万人に達し、2018年の51%増。Shopifyショップの売上高は、2018年の同時期と比較して48%増加したようだ。
米国のデジタルマーケティング会社Bazaarvoiceによる別の調査では、主要な割引セールが行われるブラックフライデーとサイバーマンデーの間の週末にかけても、買い物客の高いショッピング熱が継続したことが明らかになった。Bazaarvoice Networkの6,200社以上のブランドと小売ウェブサイトから得たインサイトによると、「サイバーウィークエンド」の売上は2018年と比較して26%増加し、ブラックフライデーまたはサイバーマンデーの対前年比増加よりも大きいことがわかった。
セール期間中、多くの小売業者で懐疑的な見方が強まっていたが、Bazaarvoiceによると、ブラックフライデーに商品を購入した消費者が2018年と比較して20%増、サイバーマンデーに購入した消費者は18%増とのこと。オンライントランザクションの47%を、モバイルが占めたという。
※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の12/5公開の記事を翻訳・補足したものです。