GMOインターネットグループのGMOメイクショップ株式会社は、LINE Pay株式会社と連携し、ネットショップ構築ASP「MakeShop byGMO」に、9月19日より新たな決済方法として「LINE Pay」を追加する。これにより、「MakeShop」を利用するショップ運営者は、購入者向けに提供するお支払い方法に「LINE Pay」を追加することで、スマートフォン経由で購入するユーザーの利便性を高めることが可能となる。
近年EC(オンライン)での取引は、時間や場所を問わず商品を購入できるという利便性から、経済産業省商務情報政策局情報経済課「平成30年度 我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」によると、物販分野のEC取引のうち39.3%がスマートフォンを経由している。「MakeShop」においても、スマートフォンユーザーに親和性が高いID決済サービスの追加や機能改修に加え、スマートフォンからの閲覧にも最適なレスポンシブWebデザイン対応の編集機能「クリエイターモード」を提供するなど、スマートフォンユーザーに向けた環境整備に取り組んだ。その結果、GMOメイクショップ調べにおいて、2018年の流通額はスマートフォンからの購入が前年と比較して17%増加した。また、実店舗(オフライン)においてもスマートフォンで決済ができるサービスが多数登場し、キャッシュレス決済が普及し始めている。このような背景から、GMOメイクショップはオンライン・オフラインの隔てなくスマートフォンでの取引が行える共通の決済サービスを追加することでユーザーの利便性を高められ、購買促進へつながるのではないかと考えた。
また、「LINE Pay」は、「LINE」上で展開するモバイル送金・決済サービスで、LINEアカウントを持っていれば誰でも利用することができる。さらに、クレジットカードが無くても、銀行口座やコンビニでチャージした残高から送金や決済が可能な機能があり、現在多くのユーザーから支持されている。そこでGMOメイクショップは、オンライン・オフラインの隔てなく利用できる決済方法として、スマートフォンユーザーに親和性が高く利用しているユーザー数も多い「LINE Pay」をネットショップ構築ASP業界において初となる「MakeShop」に追加することに至った。
GMOメイクショップの決済手段に「LINE Pay」が追加されたことで、他のショッピングカートASPも追随することが予想される。今後、オンライン・オフラインでの決済手段はますます統合化に向けて進むのではないだろうか。