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フリマアプリ「ラクマ」、取引数の多いブランドは世相を反映し2018年はNIKE、Supremeなどストリート系が人気に

フリマアプリ「ラクマ」、取引数の多いブランドは世相を反映し2018年はNIKE、Supremeなどストリート系が人気に

トレンド
2019/08/27

楽天株式会社が運営するフリマアプリ「ラクマ」は、今年でサービス開始から7周年を迎え、7年間の出来事、年度別・都道府県別の売れ筋ブランドから見る取引トレンドの変遷を発表した。

 

サービス開始から現在までの「7年間の売れ筋ブランドランキング」各年TOP3を振り返ってみると、サービス開始の2012年は「INGNI」や「LOWRYS FARM」「dazzlin」など若い女性の人気ブランドがトップにランクインしている。2013年にはじめて3位にランクインした「snidel」は、2014年~2016年までの3年間、常に売れ筋1位に君臨し、圧倒的な人気があった。2015年には、はじめて「ZARA」が3位にランクインし、その後、2017年までの3年間、毎年TOP3をキープしていた。また、2017年には「UNIQLO」が3位にランクインしており、ファストファッションの人気がフリマアプリでの取引にも影響していることがわかる。2018年には、「NIKE」や「Supreme」などのストリート系ブランドが人気を博した。この背景には「フリル」と「旧ラクマ」のサービス統合により、メンズブランドの取引数が増えたことに加え、ストリート系ファッションの人気が年々高くなっていることが影響していると考えられる。

 

年毎にファッションの流行が変わってくように、地域によっても人気商品が異なっている。「都道府県別 売れ筋ブランドランキング」をみていと、全国的に「NIKE」「Supreme」や「UNIQLO」が人気を誇るなか、以下の都道府県にて、他の都道府県とは異なる特徴がある。


【兵庫県】では、子供服ブランド「familiar」が第1位。その背景「familiar」の本社が兵庫県にあり、身近なブランドとして、兵庫県在住のラクマユーザーにも人気がある為だと考えられる。

【広島県】は「広島東洋カープ」が第2位となっている。「広島東洋カープ」本拠地である為、応援グッズや、キャップ、ユニフォーム、オリジナルグッズなどが多く購入されている。

【香川県】は第2位に「Nintendo Switch」、第3位に「PlayStation 4」とゲーム機が揃ってランクインした。また、今回の調査において、ゲーム機がランクインした都道府県は、香川県と三重県のみであった。

【高知県】は韓国アイドルグループの「防弾少年団(BTS)」が3位にランクイン。高知県在住の「防弾少年団」ファンは、「ラクマ」でグッズを多く購入している可能性が考えられる。CDやDVDなどのグッズや、ライブのうちわ、限定グッズなどが人気。

【長崎県】 では「LOUIS VUITTON」が第3位。「ラクマ」では全体的に「LOUIS VUITTON」の取引が人気であるが、都道府県別のランキングで唯一TOP3にランクインしているのが長崎県だ。

 

今回の調査で、時代の流行だけでなく、その地域の特色によってどのような商品が受け入れやすいかなどが、変わることがわかった。また、特徴的なのは、「NIKE」「Supreme」はアパレルカテゴリ内に留まらず、全体の中でも人気が高いことが分かった。