米国のグローバルEC企業eBayは、モバイル利用時、類似商品の閲覧や購入を容易にするAI搭載機能を導入した。
eBayのアプリは、コンピュータービジョン技術(コンピューターに取り入れた画像情報を処理して必要な情報を取り出す技術)を使用して、顧客が閲覧している商品と似たアイテムを見つけることができるようになった。気になった商品画像の横に表示される縦の三点リーダーをタップすると、その商品に関連する検索オプションが表示され、類似アイテムを表示する『looks like this(似た商品)』ボタンも表示される。
eBayのモバイルエクスペリエンス担当リードプロダクトマネージャであるJonathan Chard氏は、「今回の最新機能により、ユーザーは言葉と画像を使ってeBay上で商品を探し、発見し、新しいやり方で買い物をすることが可能になる。これは我々の先端コンピュータービジョンと関連するフィルターを連結させた機能だ。既存のテクノロジーを活用し、それらを結びつけ、シームレスで直感的なショッピング体験を生み出す」とブログに投稿している。
この機能は現在、米国、英国、ドイツ、オーストラリアでeBayのAndroidおよびiOSアプリでのみ展開されている。とはいえ、意外に早くグローバルに展開されても驚きはしない。そして将来的にはモバイルウェブやパソコンにも登場するかもしれない。
※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の3/29公開の記事を翻訳・補足したものです。