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BASEが将来の売上を資金として即時提供する「YELL BANK」を開始

BASEが将来の売上を資金として即時提供する「YELL BANK」を開始

物流・決済・業務
2018/12/07

BASE株式会社はリスクなく即時に資金調達できる金融サービス「YELLBANK(エールバンク)」を2018年12月5日より提供開始した。BASEのショップオーナーを対象としたサービスで、BASEのデータをもとに将来の売上金額を出し、YELLBANKが資金提供をする。

YELLBANKは、BASE BANK株式会社が開発・運営。

 

将来の売上を”今すぐ”利用する

「リスクなく」資金調達ができるというYELLBANKはどのような仕組みなのだろう。資金調達では、まずYELLBANKがネットショップ作成サービスであるBASEのデータから、各ショップの将来の売上金額を予測し、ショップオーナーから将来の売掛債権を買い取る。そして買い取った金額が即時にショップオーナーに支払われることで即時資金調達が完了し、ショップオーナーは「将来の売上」を今すぐ利用できるという仕組みだ。

ショップが受け取った「将来の売上」のYELLBANKに対する支払いは、ショップの商品が購入されるたびに売上から一定の支払い率に応じた金額を、将来債権の金額分(将来の売上分)の支払いが完了するまでの期間支払うこととなる(BASEかんたん決済の手数料は別途)。ただし、この支払いは商品が売れた時のみ発生し、売上がなかった月などには支払いが一切発生しないため、リスクなく資金調達できるというのだ。

また、ショップオーナーがサービスを利用する際はBASEの管理画面に資金調達のページが追加され(順次公開)、そこで表示される3パターンの資金調達額から調達したい金額を選択し、規約に同意することで資金調達することができる。手続きが完了すると即時に管理画面の振り込み可能残高に選択した金額分が。予めサービス利用料が差し引かれた状態で追加されるため、振り込み申請を行うと銀行口座から資金を引き出すことが可能だ。

なお、サービス利用料は調達金額に応じて利用金額の1%~15%で変化し、将来債権買取金額は1万円~1,000万円で支払い率は1%~100%とのこと。また、実際にサービスの提供時には、BASEの店舗データを用いた与信を行い、利用可能な条件を満たしたオーナーに対して提供する。