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楽天、アジア地域でAPIマーケットプレイスをR Softwareと共同提供

楽天、アジア地域でAPIマーケットプレイスをR Softwareと共同提供

トレンド
2018/07/12

楽天株式会社(以下、楽天)は、R Software,Inc.社(以下、R Software)と共同でAPIマーケットプレイスRakuten RapidAPIを提供する独占的な戦略パートナー契約を締結。アジア地域におけるRakuten RapidAPIの提供により、APIプロバイダーと開発者による利用促進を図る。

 

日本人ユーザー向けに利便性を向上

R Softwareが提供するRapidAPIは、8,000以上のAPIを提供し、世界で50万人以上の開発者から利用されるマーケットプレイスだ。今回のパートナー契約に基づき、楽天とR Softwareは両社の強みを生かし、オーストラリアとニュージーランドを含むアジア地域に向け、Rakuten RapidAPIの提供を開始する。

Rakuten RapidAPIは、英語だけでなく日本語での利用を可能にするなど、日本のユーザー向けに利便性を高めたものだ。開発者はRakuten RapidAPIを利用することで8,000以上のラインナップから自身のニーズにあったAPIをより迅速に購入でき、APIを提供するプロバイダーは自社の提供するAPIの販売スキームを効率的に確立でき、販売に必要な時間やコストを大幅に削減可能だ。

また、APIの利用状況やマニュアルなどのドキュメント管理、請求に関しても、管理ダッシュボードを利用することで一括管理が可能となり一連の管理作業にかかる時間の大幅な削減が期待される。

 

今後は日本以外のアジア地域に向けても同マーケットプレイスを最適化していく。なお、マーケットプレイスの提供において、楽天グループの通信会社である楽天コミュニケーションズ株式会社と協働するとのこと。