株式会社メルカリは、2018年6月19日をもって東京証券取引所マザーズへ新規上場した。11時30分現在の株価は5,300円であり安値は4,965円となっている。時価総額は8,000億円を超える勢いを見せており、今年上場した企業の中で最も大規模なものとなっている。
また、同社は成長可能性に関する説明資料と東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせを公開。平成30年6月期の予想売上高は、358億円と対前期増減率は62.2%だ。グループ全体の見通しについては安定的に成長している国内のメルカリ事業を基盤に、新規事業の創出やグローバル展開を積極に推進していくという。なお、海外事業に関しては、第3四半期累計で69億円の営業損失を見込んでいるものの、同事業に対する投資を行っていく方針だ。
今回の上場に際し、メルカリの創業者、山田進太郎氏は、「人」「テクノロジー」「海外」といった3つの分野において積極的に投資していく意向を示している。メルカリは、2014年9月には米国、2017年3月には英国でも事業を展開しており、今後は海外での成長に注力することが伺われる。
メルカリは今後も、さらなるなるサービスの拡充世界進出を加速し、「新たな価値を生み出す世界的なマーケットプレイスを創る」というミッション達成に向けて挑戦を続けていくという。