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消費者の87.3%は宅配便を自宅で直接受け取ることを望む

消費者の87.3%は宅配便を自宅で直接受け取ることを望む

トレンド
2018/06/01

マイボイスコム株式会社は、宅配便の受取り方法に関するインターネット調査を実施。調査の結果、宅配便のここ1年での受け取り方法は自宅での直接受取りであり、消費者の意向としても同様の方法での受け取りを望んでいることが明らかとなった。また、配達に関する不満は日時指定に関するものが多い結果となった。

 

宅配便の受け取り方法NO.1は自宅で直接受け取る

直近1年間での宅配便の配達頻度は月に2~3回が36.5%で最も多く、週1回以上は2割強、月1回以下は4割弱だ。ほとんどの人が3ヵ月に1回以上は宅配便を利用していることになる。

では、どのような受け取り方が多いのだろう。直近1年間に自分や自宅あてに宅配便の荷物が配達された際、どのような方法で受け取ったのか質問したところ、「自宅で直接受け取る(自分または家族が)が97.2%で大多数の回答を得た。一方、宅配ボックスやコンビニ受取りは1割程度だ。

 

消費者は自宅で直接荷物を受け取りたい

宅配便の荷物は直接、自宅で受け取るという回答が多い一方で、ほぼ毎回直接受け取るという回答は19.8%と2割弱に留まっている。1年間では、1~2割くらい再配達になる人が37.9%でボリュームゾーンだ。なお、若年層の人が再配達になる割合が高い人が多いとのこと。

では、消費者はどのような方法で受け取りたいのだろう。調査の結果、「自宅で直接受け取る」が87.3%で最も多く、次いで宅配ボックス(20.0%)、コンビニ・スーパーなどの店頭受取り(16.8%)が挙げられた。

ここ1年間の受取り方法と受け取り方法ごとの比率は殆ど変わらないものの、宅配ボックスやコンビニ受け取りを望む人はそれぞれ2割であった。

また、宅配便を自分や自宅あてに発送する際、再配達を依頼しないで受け取れるように行ったことについて質問したところ、日時指定便にする(54.9%)が最も多く、自分や自宅あてに荷物を発送していない(13.5%)、配達予定日時の通知メールを設定(12.4%)が続いた。なお「日時指定便にする」は、女性での比率が高くなっており、「コンビニ・スーパーなどの店頭受取りにする」は若年層での比率が高い傾向にあった。

 

日時指定に関する不満が多い

宅配便を受け取る際のことで不満に感じることについて尋ねたところ、日時指定に関する不満が多いことが明らかになった。荷物が届く明確な日時指定や宅配に来る前に連絡が欲しいといった要望の他、日時指定をするのに別途料金が発生すること、時間通りに来ないといったことへの不満が見受けられた。

 

今回の調査より、殆どの消費者は3ヵ月に1回以上、宅配便の受取りをしており、自宅で直接受け取る人が9割以上であることが明らかとなった。希望する受け取り方法も、自宅で直接受け取りたいという人が大半である一方、実際に受け取ることができている人は約2割程度であった。指定した日時に在宅することは、消費者にとって、手軽にできる再配達防止に向けた動きであり、指定時間通りに配達することが、顧客満足度の向上に大きく繋がることが伺われる。