株式会社フィードフォースは8日、中小規模ECサイト向けの広告運営ツール「EC Booster」の提供を開始した。「最短5分からGoogleショッピング広告が始められる」をコンセプトに、ECカートシステムと連携による簡単な設定、広告運用の完全自動化、レポートの提供を行う。
今回リリースするEC Boosterが対応するカートサービスは、FutureShop2、MakeShop、カラーミーショップ、ショップサーブの4システム。利用中のECシステムとの接続設定を行うと、Google検索とGoogleショッピングの検索結果画面で自社商品を訴求することが可能となる。
また、広告運用は完全自動化し、中小規模のECサイトの特性を捉えた広告配信機能を搭載しているため、1日の予算を設定すれば日々のチューニング作業は必要ない。さらに、提供するレポートは重要な指標がまとめられ、状況が一目でわかる仕様となっている。
近年日本のEC市場規模は拡大していることから、新規参入の事業者も増加しており、ECサイト運営者にとって自社商品の広告施策の重要度は増している。一方で自社商品を訴求するのに有効であるGoogleショッピングを初めて利用する場合は多くの作業フローが発生する。今回リリースされたEC Boosterを利用することで、ECサイト運営者は広告運用を簡単に進められ、店舗作りに集中することができる。
米国では既にSales&Ordersという類似サービスが存在し、同サービスもGoogleのパートナーとして中小企業向けにショッピング広告の普及を行っている。そのため、フィードフォースではECシステム構築関連企業やECコンサルティングや運営代行を行う企業などと連携し、今後は新規ECシステムの連携対応を進めるなどの対応も行い、多くの中小規模ECサイトのカバー率を高めていくとしている。