中国のモバイルペイメントの普及率が高いということはもうニュースではないが、今回、Ipsosの調査が再びこの事実を証明した。
Ipsosは23ヵ国の国・地域の1.8万人消費者に対する意識調査を実施。それによると、中国の77%の消費者はモバイルペイメントサービスが日常的に利用することが可能であるかを知っていると答えた。これは世界一の認知度となっている。インドでは同じくモバイルペイメントの認知度は76%、インドネシアは67%、韓国は64%。先進国ではアメリカとドイツは48%、日本は27%となっており、認知度はそれほど高くない結果となっている。
ヨーロッパ・アメリカなどの先進国は。クレジットカードが普及しており、日常の購入においてはそれで充分と考えられている。一方で中国、インドではクレジットカードを利用する場合、パスワード、サインなどが必要のため、モバイルペイメントの方が便利と考えられている。日本はモバイルペイメントの認知度が最も低いが、その原因は3つほど考えられている。まず、現状の支払い方法がそれほど不便ではないと感じられていること。そして新しい物事を受け入れにくいカルチャーが高年齢層を中心に広がっていること。そして、スマートフォンの浸透度が中国などの国よりも低いためだろう。
※当記事は中国メディア「電商報」の9/05公開の記事を翻訳・補足したものです。