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Future Shop2利用のECサイトでApple Payの利用が可能に

Future Shop2利用のECサイトでApple Payの利用が可能に

物流・決済・業務
2017/09/05

株式会社フューチャーショップは、FutureShop2で構築されたECサイトでApple Payを利用可能にするオプションサービスをリリース。2017年9月20日より一部店舗にて運用開始にて運用を開始し、2017年10月23日よりFutureShop2を利用する全店舗からの申し込み受付を開始する。

Apple Payに対応することで、Future Shop2で構築されたECサイト中の商品ページにApple Payボタンが設置され、ショッピングカート画面に遷移することなくTouch IDに指を触れるだけで決済が完了する。また、会員登録の誘導を行うこともできる。

 

スムーズな商品購入で購入機会損失の改善が見込まれる

Apple Payボタンは商品画面、カート画面に表示することができ、決済方法の一つとして選択可能だ。

商品画面にApple Payボタンを設置すれば、商品購入の際にショッピングカート画面に遷移する必要がないほか、名前、配送先や連絡先、クレジットカード番号といった情報を買い物の都度入力をする必要がない。

 

ショッピングカート画面にApple Payボタンを設置すると、複数の商品を購入する場合も簡単に決済することができるため、購入機会損失が改善され、コンバージョン率向上が見込まれる。

なお、Apple Payでの決済時には、指紋認証利用で不正利用防止ができる上、ユーザーのクレジットカード情報が加盟店に通知されることはない。iPhoneを紛失した場合も、「iPhoneを探す」機能から紛失モードにすることでApple Payの利用を一時停止できるほか、iCloud.comにログインし、Apple Payの支払いを停止することもできる。

 

購入完了後の会員誘導で新規会員獲得も

初回購入のユーザーへのリピート対策として、購入完了後に会員登録へ誘導することができ、購入ポイントの付与も可能だ。Apple Payで利用した注文者の情報から会員登録するため、ユーザーはパスワードの設定だけで会員登録が完了する。

店舗側は会員ログイン情報より、会員の購入回数や金額データを蓄積でき、「よく購入いただくお客様を待遇する」ファン化施策実施を妨げない設計だ。

なお、今回のApple PayはiPhoneのみへの対応の為注意したい。

 

Apple Payに対応することで、簡単かつスピーディな決済が可能になるだけではなく、決済完了後には会員登録への誘導もできる。新規会員の獲得機会を損失することなくコンバージョン改善を行うことができるサービスとなっている。