シリコンバレーに本社を構えるオンライン決済会社Stripは、中国の2大決済会社であるAlipayとWechatと戦略パートナーとり、香港にてサービスを開始した。
既に2016年の中国モバイル決済市場の92%を占めていたAlipayと WeChat Payだが、このStripe社の新たな展開は両社をさらに後押しする。
Stripはこの動きを通じて中国市場への進出を行い、また、中国の消費者にもより多くの選択肢を与えることが可能となる。7月16日から、AlipayとWechatを通じて、海外でStripに対応しているサイトでの決済を行うことが可能になる。
StripとはPatrick CollisonとJohn Collisonが2010年に創業し、個人や企業がインターネットを通じて料金を収納する方法を提供する企業である取引毎に2.9%に0.30ドルを上乗せした手数料を徴収している。現在、25ヵ国からの支払を受け取ることができる。
Stripe社東南アジア代表のPiruze Sabuncu氏によると、この動きは「25カ国以上で展開されているStripeのビジネスと、モバイル決済を積極的に利用している数億人もの中国人消費者を結びつけるもの」とのこと。
同社はサービス始動の一環として、香港のユーザーに対し米ドルで支払決済できるサポートも紹介。ユーザーはドルを主要通貨として使用する地元の銀行口座にて、通貨換算なしで決済できる。
※当記事は中国メディア「Ebrun」の7/10公開の記事と、「Mobile Marketing Magazine」の7/11公開の記事を翻訳・補足したものです。