株式会社スタートトゥディは、自社が運営するファッションショッピングサイト「ZOZOTOWN」の商品が集まる物流倉庫である「ZOZOBASE」を2018年秋に拡張する。
商品取扱い規模の拡大を見込んで合計約250,000平方メートルへ
今回の拡張は今後の商品取扱い規模の拡大を見込んだもので、2017年8月から工事を開始し、同年秋には本格稼働を目指す。この拡張では、プロロジスが開発する大型物流施設「プロロジスパークつくば1」の全フロア(約70,000平方メートル)を新たに賃借し、先駆けとして2017年7月には、千葉県印西市の「プロロジスパーク千葉ニュータウン」の一部(約58,000平方メートル)を新たに賃借する。結果的に、ZOZOTOWNの物流拠点規模は2018年秋頃に合計約250,000平方メートルとなる見込み。
幹線道路に近く、広域戦略拠点として機能か
プロロジスパークつくば1は、つくばエクスプレス線「研究学園」駅より約1.9kmと近く、通勤利便性も高いことから、雇用確保の面においても有意な立地だといえる。また、圏央道「つくば中央」ICから約5kmの地点に開発予定で、常磐道「谷田部」ICから約10kmに立地することから、都心方面だけでなく仙台方面へのアクセス利便性が高い。さらに今年2月には、圏央道「境古河」IC~「つくば中央」IC間が開通。東名・中央・関越・東北・常磐・東関東の6つの自動車道が接続され、東西広域および東日本全域をカバーすることが可能となった、広域戦略拠点としての有効性が期待される地域だ。取扱商品増大に伴う、配送設備や、雇用確保に有効的な立地での拡張だといえる。
アパレル系のショッピングアプリを提供しているSHOPLISTも先日、2018年を目処とした物流センターの構築を発表したばかり。ここにきて独自の物流センターを整備する動きが活発化してきている。
<参考>
CROOZが2018年秋にECサイト専用の新物流センターを新設