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【世界】Amazonマーケットプレイス出品者のFBA利用は増加傾向

【世界】Amazonマーケットプレイス出品者のFBA利用は増加傾向

物流・決済・業務
2017/06/30

欧州では、米大手EC企業Amazonのマーケットプレイス出品者の売上上位1万店舗のうち約40%が、同社の商品販売代行サービス「Fulfilment by Amazon(以下、FBA)」を利用している。2017年1月以降、このFBAを利用する出品者の割合はサービスを提供するすべての国で増加しているという。

米国のEC市場調査会社Marketplace Pulseが発表した統計は、市場の動向をもっとも反映する売上上位1万店舗のみを調査。「マーケットプレイスにはさらに多くの出品者がいるが、上位1万店が第3者販売の大半を占めている」というのがその理由だ。

上位1万店のうちFBA利用者が最も多いのは米国で、その割合は58%に上る。ヨーロッパではそのシェアは多少低く、スペインが49%で1位。以下、イタリア(47%)、フランス(41%)、イギリスとドイツがともに33%と続く。

 

FBAに関する数字

Marketplace Pulse社はAmazonが公表した数字とその調査を様々な角度から検討。米国企業は、2016年にFBAが出品者に代わって20億品以上を出荷したと明らかにしている。この年、当サービスを利用する出品者は70%以上にのぼった。

 

外国の出品者はヨーロッパでの販売を希望

Marketplace Pulseは、米国のトップセラーの成長はそれほど見られなかったが、ヨーロッパの市場では3~5%増えたと指摘。「外国の出品者は、中国と米国の両方からのヨーロッパへの売り込みに、大きな関心を寄せている。そのため彼らはFBAの利用を推進しているのだろう」

 

※当記事は欧州メディア「Ecommerce News Europe」の6/19公開の記事を翻訳・補足したものです。