京東(JD.com)が公開した「2017年化粧品消費報告」によると、2016年、世界化粧品市場規模は前年比4%増となっている。
そのうち中国化粧品小売の売上高は8.3%増と世界全体の伸びよりも倍以上の成長を示している。また、中国化粧品のオンラインでの売上高は前年比31.1%増で、そのうち京東の売上高は前年比102%増と大幅な伸びを示している。
2016年前半までに、各化粧品ブランドの売上は大幅増加。P&Gのオンライン売上は前年比27%増で、全体の33%を占めている。ユニリーバのオンライン売上は全体の25%を占めており、オンラインで販売する前より、中国事業全体の売上は44%増となり、オンラインでの販売が実店舗での売上に好影響を及ぼしていることがわかる。
よくオンラインでショッピングをするユーザーは30%に達し、よくオフラインでショッピングするユーザーは21%である。一方でオンラインだけでショッピングするユーザーは7%しかいないため、多くの消費者はオンライン・オフラインを上手に使いこなしている状況がうかがえる。
都市部のユーザーは香水、乳液などの消費が多い傾向が強い。内陸部のユーザーはマスク、ファンデーションなどの消費が他の地域より高い傾向があった。
また、1980年以降生まれの人は、スキンケア・香水の消費比率が40%を占めており、増加率は前年比120%超。1990年以降生まれの消費者の消費額は前年と比べて倍増している。
2016年、人気のスキンケアブランドはL’OREAL PARISが一位。その次はランコム、Olayなどである。香水化粧品ブランドではChanelが一位。その次はDior、Maybelineなどである。リップ用品ではDiorが一位、その次はMentholatum、Maybelineとなっている。
※当記事は中国メディア「Ebrun」の6/15公開の記事を翻訳・補足したものです。