アリババは企業・商品・サービスブランドのための、消費者データ資産管理センター「Brand Databank」を設立した。
Brand Databankは持ち物や嗜好、考え方や興味関心といった消費者にまつわる様々な情報を1つのデータベースとして収集、提供する。消費者のライフスタイルを把握するためのデータベースサービスであり、データを資産や貨幣などのように保存、活性化、値上げすることができる金融資産的なイメージで取り扱うことができることが特徴である。
Brand DatabankはEC事業者がオンラインとオフラインの消費者とのやりとりの履歴を記録し、消費者の情報を把握した上で、アリババの同システム内で活用し、ブランドと消費者の良い関係作りを促進する。サービスを利用したいブランドはBrand Databankの中で、自ら持っているデータをアリババのUni Identityと融合させ、また、CRMデータ、ECデータ、メディアデータを活用し、ブランドなりの消費者データ資産を作る。最終的にはそれらのデータをサービス内で各社が活用していくことで、データの価値が上がり、利益を得ることも可能だ。
※当記事は中国メディア「電商報」の6/7公開の記事を翻訳・補足したものです。