Tencentが公表した2016年第4四半期と全年のIRレポートによると、2016年12月、Tencentのモバイルペイメントの月間アクティブアカウント数は6億を超えた。また、Wechat Payのデイリー取引回数も6億回を超えるなど順調に成長しているようだ。
中国独特の慣習であるWechatの“紅包”(ホンパオ/お小遣い)については、旧暦新年の大晦日の日、取扱数で140億個に達し、前年比76%増となった。Wechatは毎秒76万個の“紅包”を問題なく処理したことになる。また、Wechat Payはオンラインだけではなく、オフラインサービスにも広く利用されている。例えば、タクシサービスの予約、コンビニ、レストラン、スーパーなどでの支払いに使われている。
Wechatは中国国内版と海外版の月間アクティブユーザ数の合計は8.89億にのぼり、前年比28%増となっている。
また、ソーシャル広告については、朋友圏(タイムライン)、公衆号(公式アカウント)やモバイル端末ニュースアプリなどからの広告収入は前年比77%増、51.68億元(約830億円)に達している。
※当記事は中国メディア「電商報」の3/23公開の記事を翻訳・補足したものです。