アマゾン中国は1月10日に「2016越境オンランショッピングトレンドレポート」を北京で公開した。それによると、2016年12月時点で、アマゾン中国の越境ECサービスであるアマゾン海外購のアクティブユーザー数は2014年の23倍となっている。そのうち、この2年でユーザーとなった新規ユーザーが越境ショッピングの半数以上を占めている。
アマゾンの2016年の“ブラックフライデー”(11月25日)の売上は前年比2倍、W11の6倍となっている。若く、高学歴で、高収入というのがアマゾン越境ECユーザーの特徴である。8割近くの消費者は35歳以下、9割以上は大卒以上の学歴、月収は5,000元(約8万円)以上の消費者は2015年の53%から2016年の62%まで増加した。また、ファミリー層が越境消費の主力となっており、消費が個人ニーズからファミリーニーズに変化してきているようだ。
2015年、中国の消費者はショッピングする際に、最も関心を持っているのは価格であったが、2016年に商品の質と価格に変わってきている。男女別で見ると男性は価格、女性は品質をより重視している。
中国でもプライム会員制度を進めているアマゾンだが、10月28日に開始した同サービスの反応は好調。プライム会員になった9割以上の消費者は友達と家族に会員化を薦め、プライムを体験した消費者は毎月購買回数が増加するトレンドが見える。
※当記事は中国メディア「雨果網」の1/10公開の記事を翻訳・補足したものです。