今年のW11も大きな盛り上がりを見せた。Tmallの売上高は1207.5859億元(約1.92兆円)となり、2015年の912億元(約1.45兆円)、2014年の571億元(約0.91兆円)を抜き、W11の8年目にまた新記録を更新した。W11後注目されたのはW12(12月12日)である。今年は3年目を迎えるW12のキャンペーンはリアル店舗やスーパーに重点を置く。12月10日~12日の間、指定されたリアル店舗ではAlipayで支払する場合は最大半額となる。データによると、去年全国約2,800万人がW12に参加。若者は約79%を占め、92万人超の高齢者も積極的に参加し、最高齢は92歳だった。
アリババ傘下の物流会社速売通(ALiExpress)は今年W11開始1時間で188ヵ国・地域からの注文を受けた。2時間後、注文数は2,124万件超、2014年の一日の注文数680万件と売上高を超えた。
越境B2Bプラットフォーム敦煌網は新規登録した一部の店舗に対して、その顧客がW11当日に注文したものがW11のその日のうち到着した場合は、10元(約150円)の送料を補助した。
JD(京東)ではW11において、開始から29秒で注文数が2010年同日1日の総数を超えた。3分37秒で同じく2011年の注文総数を超えた。15分後、2012年の総数を超え、1時間13分後、2013年の総数を超えた。また、JDは“零時活動”を行い、0時から貨物の分類と配達をアレンジし、最初に注文された荷物は12分31秒間で到着した。北京、上海、深圳、天津、武漢などの全国35都市では最初の注文はその日のうちに到着した。
JDスーパーはW11の日付変更時間帯を跨ぐ形で“crazy4時間”のキャンペーンを実施した。その結果数千万件の商品を販売した。輸入したお米は開始から10分間で前年の100倍、山東省のりんご(富士)は1時間で2,500kg売れた。ペットのおやつは5万個を売り、前年比3倍増。輸入したべビー用品については、キャンペーン開始の20分間、48万個のオムツを売り、前年の7倍となった。
※当記事は中国メディア「雨果網」の11/11公開の記事、「Ebrun」の11/12公開の記事と11/13公開の記事を翻訳・補足したものです。