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【中国】中国中央銀行は、オンライン詐欺を防ぐため、12月1日から支付宝(Alipay)とWechat Pay(微信支付)の振込回数の制限を開始

【中国】中国中央銀行は、オンライン詐欺を防ぐため、12月1日から支付宝(Alipay)とWechat Pay(微信支付)の振込回数の制限を開始

物流・決済・業務
2016/10/04

中国中央銀行は2016年4月1日から、個人銀行口座をⅠ、Ⅱ、Ⅲの3種類に分けて管理している。Ⅰ類の場合は銀行カウンターでしか口座開設できないが、全ての金融サービスを利用できる。Ⅱ類・Ⅲ類はオンラインでも口座開設出来るが利用サービスが限定されている。Ⅱ類は現金による預金と引き出し及び他の銀行への振り込みができないが、他のサービスはⅠ類と同様である。Ⅲ類は小額の取引と電子払いしかできない。

中国中央銀行は詐欺を防ぐために、オンラインでの支払いの管理を強化するための、新たな施策を発表した。

銀行系金融機関では、12月1日から個人は銀行毎にⅠ類アカウント一つしか開設することができなくなる。さらに、個人が銀行のカウンターで他の銀行口座に振り込みをする際に、24時間後の入金となり、24時間以内に振り込みを随時取り消すことができるようになる。また、口座を作った後の6ヵ月以内、取引記録がなかったら、一時的に、カウンターでのサービスしか提供できなくなる。これによって、口座の売買などの詐欺を防ぐことに役に立つ。その他には、銀行カウンター以外のところで30万元超(500万円超)の取引する場合は、銀行からアラートがくる。

非銀行系金融機関のAlipayWechat Pay などの支払いサービスに対しては、同じような制限を行う。Alipayなどのモバイル決済会社では一人につきⅠ類とⅢ類をそれぞれ一つしか作ることができない。個人と会社の間の振り込みにおいては、振り込み回数と金額を決めて、超える場合は、振り込みができなくなる。

 

※当記事は中国メディア「雨果网」の10/3公開の記事を翻訳・補足したものです。