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GeminiのローカルAI検索、引用元の多くが企業のWebサイトに集中

GeminiのローカルAI検索、引用元の多くが企業のWebサイトに集中

マーケティング
2026/09/04

GeminiのローカルAI検索では、引用元の約60%が企業のWebサイトであるが、同じ検索クエリを使用しても、AIの推奨結果は大きく変わることがある。

調査によると、GeminiのローカルAI検索における引用の約60%を、企業のWebサイトが占めていた。Steady Demand(中小企業のオンライン集客・検索順位向上を支援する米国のマーケティング企業)が、米国の50の都市圏における1,487件のローカル検索クエリから得られた14,472件の引用を分析したところ、同じ検索クエリでもAIによる推奨結果が大きく異なる場合が多いことも判明した。

 

企業のWebサイトがディレクトリを上回る

GeminiのローカルAI検索では、引用の約60%が企業の自社Webサイトだった。これは、ディレクトリ(店舗や企業情報の一覧サイト)、レビューサイト、フォーラム(オンライン掲示版やコミュニティサイト)の合計を上回っていた。

Reddit(世界最大級のコミュニティ型掲示板)は引用数の13.7%を占め、2位となった。これは、AngiThumbtackHomeAdvisor(いずれも住宅関連サービスの専門家を探せる米国の大手プラットフォーム)を含むローカルサービスディレクトリのカテゴリー全体を上回った。

 

AIの回答は同じ結果にならない

この調査で最大の発見とされたのは、Steady Demandの共同創業者Ben Fisher氏が「グラウンディング・ドリフト」と呼ぶ現象である。

・同じGeminiの検索クエリを繰り返しても、引用元が重なるのは約40%にとどまった。

・比較テストでは、Googleのローカルパック(検索結果に表示される地図と上位3店舗のセット)が約90%の確率で同じトップの事業者を表示した。

・一方、Geminiが同じトップの事業者を推奨したのは、わずか約7%だった。

・Fisher氏は、単一のAI検索結果は「スナップショット(一時的な結果)」として扱うべきであり、長期的な可視性を測る信頼できる指標と見なすべきではないと述べている。

 

ChatGPTは異なる情報源を引用

同じ1,487件のローカル検索クエリをChatGPTでも実行したところ、以下の結果が得られた。

・GeminiとChatGPTの両方が同じドメインを引用したのは、わずか8%にとどまった。また、同じトップの事業者を推奨したのは、わずか4.2%に過ぎなかった。

・Geminiは主に企業のWebサイトを引用したのに対し、ChatGPTはRedditや企業ディレクトリをより多く参照していた。

 

なぜこれが重要なのか

あるAIエンジンで成功したからといって、別のAIでも同じ結果が得られるとは限らない。GeminiとChatGPTは、同じ情報源を引用したり、同じ企業を推奨したりすることはほとんどなかった。どちらか一方のプラットフォームだけを監視していると、AIにおける自社の可視性を誤って判断してしまう可能性があるということである。

 

データについて

Steady Demandは、米国の主要50都市圏および10のサービスカテゴリーにおいて、Geminiのローカル検索クエリから得られた1,487件の引用データを分析した。また、同社は同じクエリをChatGPTでも実行し、AIプラットフォーム間の引用傾向を比較した。


※当記事は米国メディア「MarTech」の8/20公開の記事を翻訳・補足したものです。