デジタルビジネス支援を行う、海外SaaS商社の株式会社ギャプライズは、2026年3月国内ネット通販事業者のECサイト表示速度ランキングを発表した。
LCPについて
LCPとは、Largest Contentful Paint(最大視覚コンテンツの表示時間)の略で、Googleが定めたCore Web Vitals(ウェブの重要指標)の1つを指しており、ウェブページを開いてから、画面の主要な部分(一番大きな画像や見出しのテキスト)が表示されるまでの時間を測定したものとなっている。つまり、LCPの値が小さいほど、ページの主要コンテンツが素早く表示され、ユーザーにとって読み込み速度が速く感じられるということだ。さらに、Googleは、LCPの基準値を定めており、ページの読み込み開始から2.5秒以内にLCP要素が表示されればユーザー体験は良好で、4秒を超えるとユーザー体験が低いと判断される。また、ルノー社の改善事例によるとLCPは1秒未満までその改善効果が得られることがわかっている。
ランキング結果
今回の最速サイトは「まんだらけ(Webコミック ラザ)」で、LCP 0.469秒という驚異的な数値を記録していた。また、アマゾンは136位(LCP 1.494秒)で、135サイトがその値を上回っている。この結果から、年々高まる消費者の表示速度への期待を踏まえると、機会損失を防ぐためには、トップクラスの表示速度を基準にした改善が求められる。
さらにトップ10とワースト10では、サーバーの応答速度(TTFB)に約5.8倍もの差があることから、表示速度の改善はフロントエンドの工夫だけでは不十分で、サーバー側の対策も重要であることが分かった。
Core Web Vitalsの新指標 INPで優秀なTOP5社
2024年3月より導入されたINP(Interaction to Next Paint)におけるトップ5にはグラムスタイル公式BtoB卸(0.043秒)、ユーコー(0.045秒)等がランクインし、前回のランキングから大きく変動があった。また、ユーコーと白鳩(0.050秒)は、読み込み速度(LCP)とインタラクション応答性(INP)の両面で上位に入っていたことから、極めて高い水準を実現していることが明らかとなった。
株式会社ギャプライズについて
株式会社ギャプライズは、海外の先進テクノロジーを発掘し、日本市場への導入支援・活用支援を行う「海外SaaS商社」。2005年の設立以来、グローバルで注目されるテクノロジー企業とのアライアンスを通じて、デジタルマーケティング、顧客体験最適化、コンテンツ管理、プロジェクト管理、AI活用など、幅広い領域で企業の成長を支援してきた。さらに近年では、Googleオプティマイズ終了を機に、公式推奨されるABテストツール群の国内提供や、サイトスピード改善ソリューションの展開など、特定の製品にとどまらず、顧客課題に応じた最適な選択肢を届ける支援体制も強化している。
近年、市場や技術の変化が加速する中で、日本のエンタープライズIT市場は30兆円規模に達すると見込まれ、SaaS市場もさらなる拡大が予測されている。こうした成長市場において、今後もギャプライズは世界の先進的なテクノロジーと日本企業をつなぐ架け橋として、新たな価値創出に取り組んでいくとのこと。