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TikTok経由の購買、月1回以上が45%、短尺動画が決め手となったのは41%

TikTok経由の購買、月1回以上が45%、短尺動画が決め手となったのは41%

マーケティング
2026/03/12

合同会社RASA JAPANは、全国の生活者を対象に、日本人のTikTok購買行動に関する意識調査を実施した。


調査結果

 

TikTokをきっかけに商品を買う頻度は「月に2〜3回程度」が16.01%(101人)と最も多く、次いで「月に1回程度」が15.06%(95人)、「週に1回以上」が14.10%(89人)となっていた。またこの調査結果から、月に1回以上は何らかの購買アクションを起こしている層が全体の45%を超えており、TikTokからの情報をきっかけとした購買行動が日常的に行われていることが分かった。その一方で、利用頻度がやや低い層については「2〜3ヶ月に1回程度」が9.98%(63人)、「半年に1回以下」が8.24%(52人)と、全体の約2割が低頻度での利用にとどまっていることが明らかになった。さらに、実際の行動には至っていない層の「購入・利用したことはないが、詳細を調べたことはある」という日本人も13.95%(88人)存在しており、TikTokが情報の入り口として機能している様子もうかがえた。

 

 

TikTokで気になる商品を見つけた日本人がとる行動について調査したところ、「商品名やブランド名を、検索エンジン(Google等)で再検索する」が44.75%(179人)で最多。次いで多かったのは「公式サイトやECモール(Amazon等)で、価格や詳細スペックを確認する」で39.50%(158人)、「投稿を保存して、後で買うためのリストにする」が33.25%(133人)と続いていた。また、「SNS内でハッシュタグ等を使って、一般人のリアルな口コミを探す」と「店舗に足を運んで実物を確認してから購入する」はともに26.50%(106人)だった。知人に相談する「家族や友人にURLを送って相談・共有する」は20.75%(83人)、「その場ですぐに購入(または予約・申込)する」という即決層は18.25%(73人)に留まっていたことから、TikTok内の情報だけで完結せず、外部のデータを確認して納得してから買うという、日本人の慎重な消費スタイルが反映されている。

 

 

TikTokをきっかけに購入・利用したジャンルを調査した結果、「食品・飲料・お取り寄せ・ギフト」が33.00%(132人)で最多となり、日々の食生活に直結するアイテムが選ばれていることが明らかとなった。次いで「美容・コスメ・スキンケア」が29.75%(119人)、「生活雑貨・インテリア・キッチン用品」が29.00%(116人)となっており、動画での視覚的な訴求力が高いジャンルほど、購買につながりやすい傾向が見られた。また、「ファッション(服・靴・バッグ等)」は28.75%(115人)、「外食・飲食店(カフェ・レストラン等)」は24.50%(98人)となり、トレンドを重視するジャンルも人気となっている。その他、「健康食品・サプリメント・筋トレ用品」が23.25%(93人)、「家電・ガジェット・スマホ周辺機器」が21.00%(84人)、「本・マンガ・エンタメコンテンツ」が20.50%(82人)、「旅行・レジャー・宿泊施設」が16.00%(64人)、「ペット用品・ホビー」が12.25%(49人)という結果となっていた。

 

 

TikTokをきっかけとした購入の決め手を尋ねたところ、「1分以内の短い動画で、要点(魅力)がまとまっていること」が41.50%(166人)で最も多く、短時間で効率よく情報を得られる点が、日本人の購買意欲につながっていることがうかがえる。次いで「多くの人が保存やいいねをしている話題性」が36.25%(145人)、「投稿者が感じたデメリットや欠点も正直に書かれていること」が35.00%(140人)と続いており、他者からの評価や情報の透明性が、購買判断に大きな影響を与えている様子がうかがえる。さらに「専門家や公式による、正確で詳細な機能説明」が27.25%(109人)、「お得なクーポン情報」が26.25%(105人)、「有名人の愛用」が21.00%(84人)という結果だった。