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DX体験調査、CV率は前年比55%向上も商品詳細ページの直帰率60%が課題に

DX体験調査、CV率は前年比55%向上も商品詳細ページの直帰率60%が課題に

マーケティング
2026/02/12

デジタルビジネス支援を行う、海外SaaS商社の株式会社ギャプライズは、パートナーである顧客体験分析の世界的リーダーコンテンツスクエア社の2026年度版ベンチマークレポートを公開した。

レポート概要

 

6,500以上のサイト、990億件を超える膨大なインタラクションに基づき、2026年のDX体験の動向を解説。また本レポートでは、AIの進化によるオーガニック検索の変容や、ユーザー行動の鍵を握る「会話データ」の傾向といった最新トピックも網羅している。

 

 

調査結果

 

サイトへの訪問者を端末別でみていくと、モバイルは経由では訪問数が多めであるものの、ページをみている時間が短いという特徴があった。その一方、デスクトップは訪問数は全体の30%にとどまりそこまで多くは無いものの、サイトの滞在時間が長く、エンゲージメントが高い傾向となっていた。このことから、スマホからは集客向き、PCは検討向きといえるだろう。

 

 

サイトにたどり着く経路として、オーガニック検索から来る人の直帰率が減少(離脱する人が減少)していることから、 目的がはっきりしたユーザーが増えていることが分かった。また、AI経由のアクセスにおいても直帰率が改善していた。この結果から、オーガニック検索・AI経由の両者とも「知りたい・比較したい・検討したい」といったことが以前よりも明確となっていることに加え、特にAI経由は関心・意欲が高い訪問者ということが明らかとなった。

では、こうしたユーザーの意欲を削がず、さらに直帰率を改善するにはどうすべきか。Critical Capabilities for Personalization Enginesによると、高度なパーソナライゼーションを導入することで、ユーザーのこれまでの行動や、どの経由からページに来たのか(スマホかPCか、AI検索経由かなど)に合わせて、リアルタイムな体験提供が可能となる。具体的には、訪問者のアクションや状況に合わせて、表示するコンテンツやメッセージを即座に最適化する 。これにより、ユーザーは自分に必要な情報を見つけられるようになり、「自分に関係のないページだ」と判断してサイトを離脱するのを防ぐことができる。

 

 

サイト訪問者のうち約30%が商品詳細ページからスタートし、商品詳細ページは全体の閲覧数の約40%を占めている。しかし、商品詳細ページからの直帰率も一番高く約60%となっていた。このことから、 多くの人が直接「商品ページ」に来ているものの、見てすぐ帰る人も多いため、これからの商品詳細ページはただの「説明ページ」ではなく、トップページの代わりとなる重要な役割を果たしていると言える。

 

 

コンバージョン率は、前年比で55%と大きく向上していたものの、1位のダイレクトは減少傾向にあった。一方、AI経由の数値はまだ低めだが、右肩上がりで成長し、検索などの主力チャネルに少しずつ近づいていることが分かった。また現在、AI経由のユーザーは、調査・比較など検討層段階のユーザーが多いが、今後は購入直前ユーザーが増加し、AIが検索の代わりになる日もそう遠くはないだろう。

 

 

株式会社ギャプライズについて

 

ギャプライズは2012年以降、世界各地から革新的なテクノロジーを見出し、提案し続けることで差別化を目指してきた。また、2023年にはGoogleオプティマイズサービス終了に際し、公式推奨される3つのABテストツールを国内で唯一取り扱い、2024年2月からはサイトスピード改善ツールを複数取り扱うサービスを開始するなど、特定のテクノロジーの紹介にとらわれない、クライアントのニーズに応じた多様な選択肢を提供できるSaaS商社としての取り組みを実施している。ギャプライズは先進テクノロジーの導入やコンサルティング業務を通じて、市場分析、認知や獲得を目的としたオンライン集客、サイト内ユーザー体験の最適化、コンテンツ管理、プロジェクト管理、AI技術など幅広くクライアントの課題解決を行いながら、ビジネス成長を加速するための伴走を続けていくとのこと。