株式会社クロス・マーケティンググループのグループ会社であるソーシャル&セールスプロモーションサービスを展開する株式会社エクスクリエは、全国15歳～69歳男女、2,400人を対象に「SNSにおける購買行動～Instagram編～」に関するWebアンケートを実施した。

調査結果

「Instagramにおいて各フェーズで参考にする発信者」について男女別で調査したところ、男性は、商品認知、情報収集、比較検討の各段階で、企業やブランドの公式アカウントを参考にする人が4割を超えていた。その反面、女性は段階ごとに参考にする発信者が異なり、商品を知る際はフォローしているインフルエンサー、情報収集では一般ユーザー、比較検討ではフォロー外のインフルエンサーを参考にする傾向が見られた。男性は公式情報を重視する一方、女性は実際の使用者による体験談やリアルな口コミを重視し、より実践的な情報を求めていることがうかがえる。

Instagramにおけるタイアップ投稿に対しては、男女ともに「いいね」を押す人が最も多く、特に若年層でその割合が高いことが分かった。また、男性は商品リンクをタップする割合が女性より高く、タイアップ投稿から購買に繋がる傾向にあるようだ。一方、女性は約4人に1人が投稿を保存しており、特に若年層で高かったものの、男性と比較すると商品リンクをタップする割合は少なく、気になるから保存はするものの、商品購入には慎重なようだった。

保存の理由は、全体としては、「商品・サービスの詳細情報を後で確認するため」が最多で、次いで「購入・利用を検討するため」、「日常生活に役立つ情報のため」が上位だった。この結果から、商品やサービスの詳細確認や購入検討が中心となっていた他、男性は日常生活に役立つ情報やキャンペーン・割引情報を重視する傾向が明らかとなった。

「タイアップ投稿に対するアクション」について質問したところ、保存したタイアップ投稿の商品を実際に購入した経験がある人は55.2%と半数を超えていた。特に男性は購買経験者の割合が68.6%と女性より高く、男性の購買行動の活発さが際立つ結果となった。