EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」

買い物する際に貯めているポイントで最も多かったのはPayPayポイントで57.4%

買い物する際に貯めているポイントで最も多かったのはPayPayポイントで57.4%

マーケティング
2025/08/12

グリーエックス株式会社は、「スマートフォンとおでかけ利用に関する調査」を全国の10代から50代の男女1,030名を対象に実施した。




調査結果

 

「SNS」の利用率推移についてみていくと、「YouTube」、「Instagram」、「LINE」、「X」、の利用率は、多少の上下はあるが高水準を維持していた。また「TikTok」は上位のサービスには利用率が及ばないものの、32.5%と堅調に伸び、3人に1人が利用するSNSへと成長していることがわかった。また、2021年以降、利用率の減少が続いていた「Facebook」は、2025年にはついに10%を下回った。

 

 

買い物する際に貯めているポイントは何か尋ねたところ、「貯めているポイントはない」と回答したユーザーは5.4%にとどまり、大多数のユーザーが何らかのポイントを保有していることが明らかとなった。サービス別では「PayPayポイント」が 57.4%と最多で、次いで「楽天ポイント」が 52.1%、「dポイント」の38.4%となっていた。

 

 

買い物する際に貯めているポイントを男女別・年代別でみていくと、「PayPayポイント」は特に若年層で高く、10代男性で62.1%、10代女性では73.8%が貯めていると回答していた。その一方、同じ10代でも「楽天ポイント」は男性14.6%、女性17.5%にとどまり、「PayPayポイント」と大きな差が見られた。また「楽天ポイント」は30代女性では76.7%が貯めていると回答しており、年代・性別セグメントで、もっとも高い値だった。さらに40代以上の男性、50代以上の女性でも「楽天ポイント」は60%を超えており、年齢が高い層に広く支持されていることが分かった。他にも、「WAONポイント」は50代女性、「Vポイント」は50代男女、「dポイント」は40~50代女性、「Pontaポイント」は50代男性でそれぞれ50%を超えており、年代・性別によって貯めるポイントが異なることが判明した。

 

 

買い物をするとき、ポイントが貯まるかどうかはどの程度、購入するかの判断に影響するか聞いたところ、「とても影響する」「少し影響する」と回答したユーザーの割合は87.9%にのぼり、ポイントが購買行動に与える影響の大きさがうかがえた。また、最も影響があった年代・性別は、30代女性で94.0%が「影響する」と回答しており、ポイントが買い物に与える作用が特に大きい層であると言える。