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WEBサイト表示速度改善目的、顧客体験・ブランドイメージの向上51%、離脱率改善41%

WEBサイト表示速度改善目的、顧客体験・ブランドイメージの向上51%、離脱率改善41%

マーケティング
2025/06/10

MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、LP表示速度改善ツール「LandingHub」を提供する株式会社TeNと共同で20歳~69歳のWEBサイト担当者500人を対象に、2025年5月14日~5月16日の期間で「WEBサイト表示速度に関する担当者の意識調査」を実施した。




調査結果

 

WEBサイト担当者500人を対象に、WEB担当によるWEBサイトの表示速度について「改善項目として捉えているもの」「費用やリソースを使って取り組みたいもの」「最も重要性の高いもの」と3段階にわけて調査したところ、意識していると回答したのは「改善項目として捉えているもの」が最多で37.4%、「費用やリソースを使って取り組みたいもの」が21.2%、「最も重要性の高いもの」が5.0%となっていたことから、重要度はそこまで高くないものの、改善したいものとして注目されていることが分かった。

 

 

WEBサイト担当者500人を対象に、担当しているWEBサイトで表示速度に不満を感じた経験を聞いたところ、「不満を感じたことがある」が42.0%と最も多く、次いで「不満を感じたことはない」が35.6%、「どちらともいえない」が22.4%となっていた。この結果、不満を感じている人がやや多い傾向にあることが明らかとなった。

 


WEBサイトの表示速度改善に取り組んでいないと回答した49人を対象に、WEBサイトの表示速度の改善に取り組んでいない理由を聞いたところ(複数回答可)、「表示速度の改善による効果が見えづらい」が34.7%と最も多く、次いで「効果的な手段・方法が分からない」と「社内に知見や人材がいない」が同率で30.6%だった。

 

 

WEBサイトの表示速度の改善に優先的に取り組んでいると回答した138人を対象に、WEBサイトの表示速度の改善に取り組んでいる目的を尋ねると(複数回答可)、最多だったのは、「顧客体験の向上」と「ブランドイメージの向上」が同率で51.4%、次いで「離脱率の改善」が44.2%、「リピート率の向上」42.0%となっていた。このことから、特に「顧客体験向上とブランドイメージの向上」を目的として、表示速度を改善していることが分かった。

 

 

株式会社TeNについて

 

LP表示速度改善ツール「LandingHub」を提供する株式会社TeNは、WEBマーケティングを中心に、自社プロダクトやサービスを生み出し、そこで培った経験や技術を用いて「新しい誰かと新しい何か」を創造し続けている企業。自社の事業拡大や時代の流れに合わせ、商品やサービスを持つ「メーカー」として、またそれらに伴い販促物を制作する「プロダクション」としてあらゆるプロダクトを作り続けている。そして、幅広い経験とテクノロジーを活かし、常に時代に即した新しいソリューションも提供している。

 

 

MMDLabo株式会社の概要

 

通信・端末・決済などモバイルやIT分野のマーケティングレポートでは国内最大規模の調査機関。2006年9月より運営しているMMD研究所では、700件以上の調査データを通じてモバイルユーザーの消費行動や実態を発信。また、モバイルインターネットで生まれる新しい体験を調査・分析し、価値ある情報を発信することでモバイルインターネット業界の発展に貢献している。