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TikTokにおける商品の投稿で魅力的に感じるのは、案件ではなく正直レビューの投稿

TikTokにおける商品の投稿で魅力的に感じるのは、案件ではなく正直レビューの投稿

マーケティング
2025/05/08

TikTokなどのショート動画プラットフォームに特化したネクストジェネレーションカンパニー、株式会社OASIZは、全国の18〜25歳の男女400名を対象にZ世代に向けた縦型動画に関する調査を実施した。




調査結果

 

「TikTokにおける商品・サービスの投稿のうちより魅力的に感じる投稿の種類について」尋ねたところ、最も魅力的と評価されたのは、一般ユーザーやインフルエンサーが“案件ではない形”で発信している、「リアルで正直なレビューコンテンツ」だった。この結果から、「本音」や「生活感」が伝わる投稿に対して、共感や信頼を感じるユーザーが多いことがうかがえた。次いで評価が高かったのは、企業による投稿でありながらも“公式感”を感じさせない「トレンド系コンテンツ」で、商品を自然な形で登場させた動画が、インフルエンサーによるタイアップ動画よりも好印象を与えているという結果となった。一方で、「一目で広告とわかる企業アカウントの投稿」は、最も評価が低かった。

このことから、PR色の強い「インフルエンサーの案件動画」や「一目で広告とわかる投稿」よりも、企業がトレンドを取り入れながら自然な演出で商品を紹介している動画のほうが影響力が大きいようだった。そして、企業側の施策の中では、公式感を感じさせない企業アカウントの動画が、最も消費者にとってもポジティブな印象という結果が明らかとなった。

 

 

「購買に至ったきっかけとなるプラットフォームについて」質問したところ、1位は「縦型動画(TikTok、Instagram Reels、YouTube Shortsなど)」と「テキストや写真中心のSNS(Facebook、Instagram、X)」で同率24.0%だった。3位は「横型ドームのプラットフォーム(YouTube、Tver、ABEMA TV)」となっており、現在動画・テキスト系問わずSNSはテレビや新聞、雑誌よりも購入のきっかけになることが多いようだった。

 

 

「直近6ヶ月で購入された商品・サービスのジャンル」について質問すると、最多は「化粧品・美容関連」で55.2%と半数以上、次いで「食品・飲料」が46.9%、「衣類」が34.4%、「小物・日用品」が31.3%となっており、消耗品系が主となっていた。

 

 

「直近6ヶ月で購入・契約した商品やサービスの合計金額」について尋ねると、「5,000円未満」が最も多く40.6%、次いで「5,000〜10,000円」が21.9%という結果だった。また、注目すべき点として、「20,000〜30,000円」は16.7%と「10,000〜20,000円」よりも高い割合を占めていた。

 

 

OASIZについて

 

OASIZは、TikTokを中心とした“バズる”縦型動画に特化したクリエイティブ制作を行うネクストジェネレーションカンパニー。TikTokアカウントの運用やコンサルティング、縦型動画広告の制作を行い、運用アカウントは約90件以上、総再生回数は45億回以上の実績がある。 また、クリエイターがプラットフォームや広告主に依存せずに社会的価値を高めるとともに、本来持つ”創造性”や”感性”を解き放ち、独自の活動を展開していけるようになることを目指した「クリエイター3.0」 構想の実現に取り組んでいる。