「SEO対策」というキーワードで検索順位No.1を獲得したランクエストは、2025年3月14日~3月18日にSEO業務に携わる現役担当者133名を対象に「SEO担当者に本当に必要なスキル」に関する独自アンケート調査を実施した。
調査結果
「SEO業務を進める上で特に重要だと感じるスキルは何でしょうか?(複数選択可)」と尋ねたところ、最も多かった回答は、「アクセス解析・データ分析」で、約半数の48.9%が重要だと感じていた。このことから、SEOの成果を測定・改善する上では、サイトへの流入経路やユーザー行動などを的確に把握し、データをもとに改善策を立案するスキルが求められていることがうかがえた。次に高かったのは「コンテンツライティング・編集」の39.9%で、検索エンジンのみならずユーザーにも最適なコンテンツを提供するためには文章構成力や情報整理力が欠かせないことが分かった。また、同率で30.1%を獲得した「HTML/CSSなどのテクニカル基礎」と「キーワードリサーチ・競合分析」も、SEOを実装する際の基礎技術と、コンテンツのテーマ設定や戦略策定に直結する要素として重視されていると言える。
その一方、「プログラミング(JavaScript など)」のはやや低めの割合となっていたが、近年のサイト高速化やスクリプトによる動的コンテンツへの対応など、エンジニアリング寄りのSEO施策が増えているため、今後は注目度が上がる可能性がありそうだ。また、最も少なかった「マネジメント・ディレクション能力」についても、プロジェクト全体を統括してチームをまとめる力やクライアントとの折衝力などが問われるため、一定の重要性を維持していると考えられる。
「苦手、あるいはもっと伸ばしたいと感じているスキルはどれですか?(複数選択可)」と質問すると、「アクセス解析・データ分析」が最も多く、41.4%だった。この結果から、SEOの効果測定や改善にはデータの把握と分析が欠かせないため、苦手意識がある一方で「もっと強化したい」と感じている人も多い様子がうかがえた。また、「キーワードリサーチ・競合分析」や「プログラミング(JavaScript など)」も、より高度なSEO戦略を進めるために強化したいと考えている層も一定数いることが明らかとなった。「HTML/CSSなどのテクニカル基礎」については、SEOにおける土台の技術力であるものの、他の項目と比べるとやや低めの数値となっていた。そして「マネジメント・ディレクション能力」は、チーム統括やプロジェクト進行といった総合的な力を求められるため、スキルとしての難易度の高さから苦手・伸ばしたいと考える人が少数にとどまっていた。
「スキルを高めるうえで、最大の障壁は何だと思いますか?」と質問したところ、最も多かった回答は全体の31.6%を占めていた「費用面(有料講座やセミナー、ツール導入のコストが高い)」で、スキルアップに直結する学習コンテンツやツールは魅力的である反面、受講料や導入費用がネックになっている人が多いようだった。次に多かったのは「社内サポートが乏しい(研修制度、上司の理解不足など)」の28.6%で、職場環境や上司・同僚との認識の差が学習機会を得にくくしているケースがありそうだ。また、「情報過多で、何を学べばいいか分からない」や、「自分のモチベーション・継続力の問題」と言った意見も一定数見られた。これは、SEO関連の情報や学ぶべきスキルが幅広いこと、そして習得にはコツコツと継続的な努力が求められることが、こうした悩みに繋がっていることが明らかとなった。
ランクエストについて
ランクエストでは、「徹底的にSEOで集客するプロ集団」というコンセプトのもと、4,300社を超える企業様にサービスを提供してきた。自社に最適なSEO施策が全くわからない方のために、コンテンツ制作や内部対策の実施など幅広い施策を提案できる専属のSEOコンサルタントがサポートを行っている。