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2024年に日本でダウンロード数が最も増加したアプリになったのは、マツキヨココカラ

2024年に日本でダウンロード数が最も増加したアプリになったのは、マツキヨココカラ

トレンド
2025/02/04

Sensor Towerは、ECアプリに関する近年の世界ダウンロード数推移、2024年の地域別ダウンロード数変化といった2024年の世界のECアプリおよびEC関連ブランドに関する分析を実施した。

 

 

2024年の世界におけるECアプリのダウンロード数

 

世界におけるECアプリのダウンロード数は増加し続けており、2019年から2024年にかけて43億から65億と、前年と比較しても5.6%増加しており、そのうち63%がGoogle Playからダウンロードされていた。

また、地域別にみていくと、2024年のラテンアメリカにおけるECアプリのダウンロード数は、2023年から26%増加して10億4,000万となっていた。これは、「Temu」がブラジル、コロンビアなどでリリースされてラテンアメリカにおける配信国が増えたこと、さらに「Mercado Libre: Compras Online」などの地場ECアプリの成長がしたことが理由として考えられる。

一方、2024年の東南アジアにおけるECアプリのダウンロード数も前年から20%と大きく増加していた。特に、インドネシアとフィリピンにおけるダウンロード数の増加が際立っており、日本においても、「Temu」、「マツキヨココカラ」などのアプリのダウンロード数が堅調なことから、2024年のECアプリダウンロード数が20%増加したと推測される。

 

 

Temu」世界のECアプリでトップに

 

「Temu」は、2024年もグローバル化が急速に進行しており、40ヵ国以上のモバイルアプリダウンロード数ランキングで2位を大きく引き離しトップに立った他、世界におけるECアプリのダウンロード数および成長の両ランキングでもトップの座についている。さらに2024年のダウンロード数は、前年から69%増加して5億5,000万に達し、2024年12月現在の世界累計ダウンロード数は9億に迫っている。

 

 

「マツキヨココカラ」が日本のECアプリでトップに

 

マツキヨココカラ&カンパニーは、2024年1月末にモバイルアプリ「マツキヨココカラ」をリリース。高いブランド力と便利なワンストップサービスでにリリース直後から消費者の好感を得て、2024年に日本でダウンロード数が最も増加したアプリにランクインした。加えて、2024年の日本におけるモバイルアプリのダウンロード数ランキングにおいても、「TikTok」や「Temu」に次ぐ3位となっている。

また、日本における、月あたりのアクティブユーザー数は増加し続けており、2024年12月には2月の約4倍にまで達している状況だ。

 

 

Sensor Towerとは

 

2013年にサンフランシスコで設立されたSensor Towerは、モバイルアプリ/ゲームのデータや分析環境を提供している。また、モバイル市場のトレンド把握に役立つApp Performance Insights、広告戦略の最適化に活用できるApp Advertising Insightsなど、デジタル分析プラットフォームとしてモバイルのあらゆる場面で質の高いインサイトと先進のカスタマーサポートを行っている。