EC・通販特化のパーソナライズド・プレシジョンCRMプラットフォーム「EC Intelligence」を提供している株式会社シナブルは、ECサイトで月1回以上食品を購入する方を対象に、「食品ECサイト」の利用実態調査を実施した。

調査結果

「ECサイトで購入することが多い食品は何ですか？（上位3つまで選択可）」と質問したところ、日常的に主食として消費される「米・穀物」はどの地域でもよく購入されていることが分かった。また、「惣菜・レトルト・インスタント・冷凍食品」や「菓子」も上位となっており、ECサイトでは保存性が高い食品を購入している傾向が明らかとなった。

「どのような目的でECサイトで食品を購入していますか？（複数選択可）」と尋ねたところ、「普段の食事用」が74.9％と最も多く、次いで「自分へのごほうび」で27.5％、「特別な食品のお取り寄せ」が25.9％という結果だった。このことから、多くの人が普段の食事用として食品を購入しているものの、一定数、自分へのごほうびや特別な食品のお取り寄せといった目的で購入している人もいるようだ。

「ECサイトで食品を購入する理由は何ですか？（複数選択可）」との質問に対し、1位はどの地域でも最多だった「外出せずに購入できるから」で54.2％と半数以上、2位は「いつでも注文できるから」で46.0％、3位は「自宅まで届けてくれるから」で44.5％だった。外出せずに購入できることやいつでも注文できることなど、ECサイトの利便性が購入理由として多く挙げられた。地域別に見ると、中部・四国・九州は「遠方にしか売っていない商品を購入できるから」という理由が他の地域よりも上位にあり、地域的に入手困難な特産品や人気商品をECで取り寄せたいニーズが強いことが示された。

「ECサイトで食品を購入する際、重視することは何ですか？（複数選択可）」と尋ねると、「価格」が56.1％と最も多く、次いで「送料」が44.2％、「ポイントが付くかどうか」が29.5％と続いた。この結果から、コストパフォーマンスや、価格以外の付加価値も重視する傾向が垣間見えた。

「ECサイトで食品を購入する際、送料が無料かどうかをどれくらい重視しますか？」と質問したところ、約9割の方（「とても重視する（52.9％）」と「やや重視する（37.8％）」の合計）が重視することが分かった。また、大多数の方が、送料が無料かどうかを重視すると回答したことから、送料が無料であることが購入決定の大きな要因となっているようだった。